SAiのカードゲーム研究所

カードゲームに関するアレやコレやを書き綴ってみたり

ゼロカウンターを破れ!超進化!エンジェウーモン!

初めての方は初めまして。そうでない方はこんにちは。世界の隅っこでカードゲームをしているカードゲームおじさん、SAiと申します。

春ですよ~!

はい、4月です。春です。春と言えば新学期だったり、新社会人になってみたり、転勤等で新天地での生活が始まってみたり…。と新しい事が始まったりもする季節です。

そんな新しい事が待っていたりもする季節、春。私SAiも新しい出会いがありました。それは…バトルスピリッツ 神煌臨編」2018年4月21日(土)発売!私SAiがポケカ同様に推しているバトルスピリッツの新シリーズです。

新シリーズ、良いですよねぇ…。新しいブースターパックもワクワクしますが、やはり一番ワクワクするのは新シリーズ。新しいギミックの追加やそこからゲーム内の環境がどう変化していくのか…考えるだけでワクワクしてきます。

そんなワクワクがいっぱいの新シリーズなのですが…。中には思わず「は?何コレ?」と口にしてしまうようなカードがあったりもします。

そんな訳で今回は私が思わず「は?何コレ?」と口にしてしまったバトルスピリッツの新キーワード効果「ゼロカウンター」に関するお話です。

尚、今回の記事は極々当たり前の事を無駄に長い、無駄だらけの無駄な文章で装飾しております。時間のない方や「貴様の茶番に付き合う気など毛頭無い」と言う方は目次より「3.ゼロカウンター対策 - まとめ」をクリックorタップする事を推奨します。

1.事の始まり - 新キーワード効果「ゼロカウンター」とは?

 既にバトルスピリッツをプレイしている方々はご存知でしょうが、神煌臨編にて登場した新キーワード効果「ゼロカウンター」とは一体どのような効果なのかをさっくりと振り返ってみましょう。

ゼロカウンターの効果を持つカードですが、これらには以下の共通するテキストが与えられています。

 

「手札にあるこのカードは、相手がバースト効果以外でコストを支払わずにスピリット/ブレイブを召喚したとき、コストを支払わずに次の効果をただちに使用できる。」

・(個別の効果テキスト)この効果発揮後、Xコスト支払うことで、このカードは手札に戻る。

 

要するにコスト踏み倒しへのメタカードですね。一体このカードの何がいけないのかと言うと、私がバトルスピリッツを始めるきっかけになったデジモンコラボのカードは、殆どが何度もコストを踏み倒して召喚を繰り返すデザインなのです。つまり…デジモン達はバンダイさんから迫害を受けているのです!デジモンファンとしてはこの暴挙を許すわけにはいかないのです!!(完全な偏見&私怨)

 

…個人的な感情、と言う名の茶番はさておき、解説の続きを。

 

現状個別の効果テキストには2種類あり、赤/紫/青属性は「相手のスピリット1体を破壊する。」コストを踏み倒したカード以外も選べるのに、共通テキストに「ただちに」と書いてある為コストを踏み倒して召喚したスピリットを破壊する場合、召喚時効果を発揮させずに破壊してきます。そんな強力なカードですが、手札に戻すためのコストはたったの1コスト。

「いやー、強いっすねー?ホント困っちゃいますよ。でも効果での破壊耐性を持つカードは沢山あるので、それを踏み倒して召喚すれば良いんすよね?」なんて考えていたのも束の間、私はすぐさま絶望の淵へと追いやられます。何故なら、緑/白/黄属性のゼロカウンターの効果は「ただちにこのステップを終了させる。」と書かれていたからです。

 

ステップの終了ですよ?デジモンを成長期から成熟期へ、成熟期から完全体に進化させられるタイミングはアタックステップだけなのに、ただちにアタックステップを終了させられる訳です。「ただちに」と書かれているので当然の如く召喚時効果を発揮させる事も許されません。しかもたったの2コストで手札に戻るというオマケつき。

成長期から完全体へと進化を繰り返して「いざバトル!」と言いたいのに、ノーコストアタックステップを終了させられる訳です。何がバトルスピリッツですか!バトル出来ないスピリッツじゃないですか!!思わず「ふ〇〇きゅ!ふ〇〇きゅ!」と連呼してしまいました。

 こんな感じで一部のデッキに対して致命的な一撃となるこの「ゼロカウンター」。「これを攻略しないことには、デジモン達に未来はない…。」そんな絶望と共に、私の春は訪れたのでした。

2.発想の逆転 - ゼロカウンターを逆手に取れ!

 バンダイさんの放つ凶悪無比な一撃「ゼロカウンター」の脅威を目の当たりにしてから暫くの間、如何にしてゼロカウンターを攻略するかで頭を抱える日々。当初は環境に緑属性や白属性、黄属性が居ない事を祈りつつ系統:天霊にトップクラスの耐性を与えられるエンジェウーモンを使うか?等と考えていたのですが…。

ゼロカウンターの効果自体はコストを支払わずに使用できるという鬼畜性能。赤属性のデッキだからといって赤のゼロカウンターしか採用されないとは限らず、しかも神煌編第1弾では白属性はかなり強そう、と完全に向かい風。

「私はもう、デジモンを諦めるしかないのか…?」そんな考えが湧き上がる中、バトスピを始めて以来ずっと使い続けてきた紫黄のデジモンデッキを眺めていると、ふとした違和感を感じるのです…。デッキを見直す事数回、ようやくゼロカウンターへの解答を見つけた私は思わず叫びだしそうになりました。極一部のデジモンでしか出来ないとは言え、ゼロカウンターの脅威を打ち破れる方法が見つかったのです。

 

その方法とは「相手のターン中に、エンジェウーモンをコストを支払わずに召喚する」という実にシンプルなモノ。元々トップクラスの耐性を持ちつつ、ライフを回復出来るエンジェウーモンにとっては赤/紫/青のゼロカウンターはさほど脅威ではありませんが、緑/白/黄のアタックステップの強制終了は流石に厳しいものでした。ただ、それはあくまで自分のアタックステップ中にエンジェウーモンを召喚しようとするからこそ脅威となるのであって、相手のアタックステップ中であればメリットにもなり得るのです。

その鍵を握るのは黄デジモンデッキではお馴染みの「ウィザーモン」とディーバブースター 真夏の学園で登場した「[煌く歌天使]ソフィア」です。

 

ウィザーモンはLv1から「相手によるこのスピリットの消滅/破壊時」の効果で、Lv2からは「このスピリットのアタック/ブロック時」に発揮出来る超進化でエンジェウーモンを相手のアタックステップ中に召喚する事が出来ます。

[煌く歌天使]ソフィアは「お互いのアタックステップ」中にコスト3以上のスピリットに煌臨出来て、煌臨時にコスト6以下の詩姫か天霊のスピリットをコストを支払わずに召喚することが出来ます。エンジェウーモンはコスト6の天霊なので効果の対象になり、煌臨元のコスト3以上のスピリットも黄デジモンでは自然に採用されるプロットモンが含まれます。

 

この2枚のカードを駆使して、ゼロカウンターを構えている相手に対し「Lv1スピリットを全て手札バウンスされつつライフ回復をされるか、アタックステップの強制終了をされるか」の2択を押し付けてあげましょう!これらに加え、今をときめく星竜デッキでお馴染み「一月幼神ディアヌス・キッズ」の黄属性版「三月幼神マチルス・キッズ」と「[煌く歌天使]ソフィア」を合わせればメインステップ中にエンジェウーモンを召喚することが出来ますね。あとはもうアタックステップに入るだけ、と言うタイミングであればゼロカウンターも怖くないのです!

ちなみに余談ですが、現状「このスピリットのアタック/ブロック時」の超進化を持つデジモンは前述のウィザーモンの他に白属性の「メカノリモン」が存在しますが…。白属性なら白重でお馴染みの「超時空重力炉」や「No.24トリプルヘビー」から「白魔神」等の異魔神ブレイブを展開し、シンボルを数を稼いで普通に召喚してやる方が確実なのが玉に瑕だったりします。

3.ゼロカウンター対策 - まとめ

 ここまで無駄に長い、無駄だらけの無駄な文章を読んでくれた皆様、本当にお疲れさまでした。目次からここへ飛んできた皆様、賢明な判断です。

そんな訳で今回の記事の内容をサクサクサクっとまとめていきましょう。

・赤/紫/青のゼロカウンターは「相手の効果で破壊されない効果」や装甲系の能力でカバーせよ!

・緑/白/黄のゼロカウンターは「相手のアタックステップ中に」召喚し逆手に取れ!

・相手のアタックステップ中での召喚が難しければ、自分のメインステップ中に煌臨を絡めて展開せよ!

こんな感じでしょうか。一時は諦めかけたデジモンデッキですが、何とか光明が見えてきました。デジモンアドベンチャーの挿入歌「brave heart」でも「逃げたり諦めるコトは誰も 一瞬あればできるから歩き続けよう」と歌っているので、私も諦めずにデジモンデッキで頑張っていきたいと思います。

そんな訳で今回の記事はここまで、最後はお決まりの文言で締めくくると致します。

「この記事を読んだ貴方はこの記事を参考にしてもいいし、無視してもいい」